こんにちは。
今回は、しろありではなく黒アリのお話です。
家の周りを見渡せばあちらこちらで黒アリは活動しており、一般には、甘い物や食べカスにすぐ群が
ってくるイメージがありますよね。普段は取り立てて気にするほどでもない黒アリ君ですが、実は人に
とってあまり好ましくないものが数種類いるのです。好ましくないというのは、
・人に危害を加える
・家に危害を加える
の2点になりますが、どちらも完全にシャットアウトするには、しろあり以上にやっかいな者達です。
<人に危害を加える代表>・・・・・ムネアカオオアリ
(観察した感想)
主に山にいると思われます。家の壁や天井に巣を形成し、そこを拠点として餌を物色します。場合によっては人間をかみます。列を成して行動しないため巣の場所が見つけにくく、また数匹単位に分断されてもしばらく生活していくことができるため追い出しには数ヶ月かかる場合もあります。
<家に危害を加える代表>・・・・・アミメアリ、トビイロケアリ
(観察した感想)
庭によくいます。床下や壁に巣を作りますが、同時に木材も加工していきますので、しろあり被害と同様な劣化がおこります。被害箇所をみても、ぱっと見はしろありのものか黒アリのものか判断できませんが、私達プロが見ればすぐに見分けることができます。食べ物が無いのによく黒アリがいるといった場所はこの種類が巣を作っている可能性があります。
さて、わかりやすいように写真も探していますが、今日はちょっと時間がありませんので続きはまた次回にしたいと思います。