こんにちは。
自身は、災害というほどの状況下に置かれたことがありませんが、いつどこでどのようなことに遭うかは全くわかりません。それは誰しも同じです。
昔に比べると、整備のおかげで頻繁な災害は減ったと感じます。
それは利点でありながらも、今の子供達やまた大人も含めて、身近に起こる可能性があることを忘れがちで、頭ではわかっていても体が危機を感じ取りにくくなっています。
今は危機対策についての資料が揃っています。
今回大きく報道されていて実家がある越谷市のHPを調べると、災害ハザードマップはもちろん、過去の冠水履歴が蓄積されていて、どの地区が水害に遭いやすいのかがわかります。
ちなみに実家付近は元荒川がすぐそばでありながら過去の冠水履歴がありません。逆に、小学校時代に友達の家が床下浸水しましたが、その地区は毎回被害にあっていることがわかりました。
万一の時の行動基準にする為にも、住居地の災害資料にはしっかり目を通し、避難計画を練っておく必要がありますが、それ以前にまず、地名から災害の危険があるかどうかを判断したり、100年単位で過去を振り返りどういう土地なのかを理解して居住地を決めることも必要だと思います。
今回決壊した鬼怒川も、その名が「鬼」「怒」川ですから、よほど注意しなければならない川であることは名前からして明らかです。
神社は災害に遭いにくい場所にあるように、もし災害があっても、少なくとも人的被害は最小限にとどめられるような先達の知恵を生かした街づくりが必要だと思いますし、実際にそのような地域もたくさんあるはずです。
災害は脅威でありながら恵みもたくさんもたらします。
不の面をできる限り少なくし、逆にそれを恵みに変えていく視点が大いに必要だと思います。