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シロアリ駆除施工手順

さて、シロアリ工事をお願いしたけれど、実際どのような作業をするのだろうか?
事前のご説明だけでは、中々イメージしにくいかもしれません。
ここでは、協会認定の「防除施工士」が行う作業の工程を細かくご紹介します。

イメージ写真
【施工の所要時間】およそ半日以内(例:一般戸建住宅)
  1. 施工日時の決定
  2. ご挨拶
  3. 打ち合わせ
  4. 進入口の確保
  5. 薬剤散布
  6. 片付け
  7. 最終確認
  8. ご挨拶
  9. 保証書・ご請求書の送付

施工日時の決定

お客様の都合の良い日時をお決めください。
事前にご用意していただく物は特にございません。
また、施工中はシロアリとの真剣勝負ですので休憩をいたしません。
お茶出しの必要はございませんので、お気遣いなされぬようお願いします。

施工日時の決定

ご挨拶

お約束の時間にお伺いいたします。
作業車(バン)で参りますので、駐車スペースの確保をお願いします。
検査日以後、何かお気づきの点があった場合はお伝えください。

ご挨拶

打ち合わせ

本日の工事についてご説明いたします。
工事は約半日で終わります。(一般住宅の場合)
床下面積が50坪以上あったり、被害箇所が10ヶ所以上あるような場合は1日かかる場合もあります。
その他、不明な点や心配なことなどがございましたら、施工中でもお声をかけてください。
作業中はご在宅いただけますが、進入口付近には近づかないようお願いします。

打ち合わせ

進入口の確保

調査時にもぐった場所から床下へ進入します。
車両から道具やホースを持ち込みますので、通路に養生をします。
その他必要に応じて、物の移動や養生を行います。

進入口の確保

薬剤散布

一般建物の土壌

地面全体に余すことなく液状成分を散布します。床下空間にバリアーを張るイメージです。
蟻道(シロアリの通路)が出来ている部分は土を掘り起こして綺麗に取り除きます。
ビニールシートがかけられている場合はシート下(土壌)に薬剤を散布します。

一般建物の土壌

農家住宅・古屋・蔵などの土壌

地面全体に余すことなく散布します。床下空間にバリアーを張るイメージです。
蟻道(シロアリの通路)が出来ている部分は土を掘り起こして綺麗に取り除きます。
上下2段の土台構造の場合、一段目が土に接してしまっていることが多く、ほとんどの建物で被害が見受けられます。
その場合、手間はかかりますが、接地面を掘り起こして薬剤効果が切れた後も被害にあいにくい状態を作り出します。
土で盛り固めた掘りごたつや「室」は、構造上被害にあいやすいです。完全駆除には慎重な作業が必要となります。

農家住宅・古屋・蔵などの土壌

土間コンクリート

コンクリート全体に余すことなく散布します。床下空間にバリアーを張るイメージです。
割れ目から蟻道(シロアリの通路)が発生している場合は、綺麗に取り除いてから隙間へ加圧注入します。
必要に応じて、ドリルで穿孔し加圧注入します。
床下からではなく外から侵入している場合、そのルートを明らかにし、最善策を講じます。

土間コンクリート

外断熱基礎・化粧されている基礎・ブロック積み基礎

外断熱工法では、基礎コンクリートの外側に張り付けてある断熱材から被害が拡大する場合があります。
侵入部分まで地面を掘り起こし薬剤を注入します。必要に応じて断熱材下部の除去作業などが必要です。
基礎に上塗り化粧を施している場合は、経年劣化により隙間ができ、そこから被害が発生する場合があります。侵入部分まで地面を掘り起こし薬剤を注入します。化粧を除去する場合もあります。
ブロック積み基礎の場合、つなぎ目などに蟻道をつくることがあります。完全に掻き出した上で処理します。

外断熱基礎・化粧されている基礎・ブロック積み基礎

木部

蟻道(シロアリの通路)が出来ている部分は綺麗に取り除きます。
木材の耐久性を損なわない為に、ドリルでの穿孔は極力行いません。薬剤が被害部まで届かない場合のみ行います。
建物外周に位置する土台には、外側からシロアリが進入することがあります。この場合、床下からの目視だけでは見過ごしてしまいますので、必ず木材を叩いて確認をしていきます。
木材が地面と接してしまっている場合はシロアリの侵入をたやすく許してしまいますので、薬剤処理はもちろん、土を掘って木材との隙間を作る作業も行います。

木部

床下空間の無い部分:お風呂

床面・壁面のタイルのつなぎ目にドリルで目立たない穴を開けます。
そこから地中及び壁中に専用ノズルで薬剤を拡散させます。
注入後はセメントで綺麗に補修をしますので、穴を開けた場所はほとんどわかりません。

床下空間の無い部分:お風呂

床下空間の無い部分:玄関・勝手口

タイルのつなぎ目にドリルで目立たない穴を開けます。タイルの種類によっては、タイル自体に穴を開けざるを得ない場合もあります。
木材が、玄関土間に食い込んでしまっている部分を中心に穿孔し、土壌まで加圧注入します。
注入後はセメントで綺麗に補修をしますので、どこに穴を開けたのかほとんどわかりません。

床下空間の無い部分:玄関・勝手口

犬走り・外階段・外柱・基礎など

建物外周からの被害も多くなっています。シロアリはコンクリートの小さな隙間を壊しながら侵入してきます。
ドリルで穴を開けたり、土を掘り出したりして被害部に薬剤が届くように注入していきます。
外柱が地中に埋まってしまっている構造の場合は、柱の補修が必要となる場合もあります。

犬走り・外階段・外柱・基礎など

片付け

薬剤処理は、床下→お風呂場や玄関・勝手口→外まわりの順に進んでいきます。
順次使用した機材を片付け、養生をまとめて、お住まいを元の状態に戻していきます。
「元の状態より綺麗に」を心がけて清掃まで行います。

片付け

最終確認

施工箇所をご確認いただきながら、注意事項などをご説明します。
お風呂や玄関はそのままお使いいただけますが、セメントが乾くまではこすらないようにお気をつけください。

最終確認

ご挨拶

この度は、数ある中から当社をお選びいただき誠にありがとうございました。
心をこめて丹念に、技術のお店の自負を持って工事をさせていただきました。
気になることがございましたら、遠慮なくご連絡いただけますようお願い申し上げます。

ご挨拶

保証書・ご請求書の送付

1週間以内に、保証書(5年間)と請求書を送付させていただきますので、内容をご確認願います。
万一不備があった場合は、お手数ですがご連絡いただけますようお願いたします。
この度は「中南信地区技術のお店」富士菱をご利用いただき誠にありがとうございました。

保証書・ご請求書の送付
電話はこちら TEL.0265-78-1835メールでのお問い合わせ
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