こんにちは。
春の気配が遠のいて久しいこの頃です。。。
以前、飯山にて除雪のお手伝いをさせていただいたことは書いたと思いますが、先日、わざわざお礼の手紙をお送りいただきました。
実は、この封書を手にした時、「無駄なお金をかけないでその分有効に使ってほしかった」と思いました。
もう〇十年も前、学生だった頃に雲仙普賢岳の大災害がありました。何か出来ないかと漠然と思っていた時、たまたま通りがかった募金箱の前に立ち吸い込まれるようになけなしの小銭をいれました。そして、強い勧めもあり何気なく氏名と住所を記入しました。
そんなことを忘れていたある日、現地から封書が届きました。中にはお礼の手紙とカラーの災害レポートが入っていました。「しまった・・・」とそれを見た瞬間に思いました。何故かというと、それには明らかに私の入れた小銭以上の経費がかかっていそうだったからです。
そんな、今でも強く印象に残っている体験があったので、今回も「なぜ・・・」と一瞬思いました。
ただ・・同封されていた入浴券やかわいい絵葉書を眺めているうちに、今回は別の思いが沸いてきました。
「次回は飯山に遊びに来てね、温泉入っていってね、楽しんでいってね」
この封筒には未来に向けた明るいメッセージも込められているのではないかと感じてきたのです。
災害があって、そこにお手伝いに行ったという位置付けだけではない、そのような事があったのを忘れるくらいの素晴らしい、楽しい町なんじゃないかと、ハガキを眺めながらイメージしていました。
多少のお金がかかったとしても、それ以上に、そこに込められた思いというものは限りなく大きい。
この封筒たちはそんなことを気付かせてくれたのでした。