翁 北極星 王

突如、縄文の世界にダイブし始めたのはある書物との出会い、読了によってである。

いや、その前に他の関連書を読み、さらに言えば数年前に別の書を本棚に置いたままにしていたその行為がすでに、この到来を予測してのことだったのであろう。

さていつものとおり、新しいだが待たれていたであろう扉を開けては見たものの、それが常に興味をもって追い続けることのできる「存在」となりうるかどうかは、時の経過を持つよりほかない。

現在を越えるものとしての可能性を見極めるまで、しばらくは彷徨い続けるしかないが、その予感は明るく照らされている。

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