海と原発

こんにちは。


あれから5年。ふと考えたことがあります。



子供の頃、母の実家のある海辺で毎年夏休みを過ごしていました。

泳ぎには自身がありましたが、一度本当に溺れかけたことがあります。何度も通った浜辺は熟知していたし、シーズンに2、3人打ち上げられる事故もあるので用心もしていましが、その時は身をもって海の怖さを心の底から思い知りました。



こちらは日本海側にある原発の作業員だった方の話です。

施設内の作業中にちょっとした放射能漏れが発生するのは日常茶飯事で、扉の外に漏れた場合は雑巾でさっと拭いておしまい。誰も身にせまる怖さなど感じず淡々と仕事をこなしていたそうです。結局色々疑問を感じたため彼は会社を去りました。



生物が身の危険を察知できることは生きる上でとても重要なことですが、危険のただ中にいてもそれを目で耳でさらに本能的にも感知できない場合、一体どうなるでしょうか。

自然界にはない人工的な危険は将来更に増えていくことでしょう。
私たち生物が進化していくのか、はたまた手に負えるところにとどめておくのか。

いずれにしても、どちらかしかありません。

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